大船渡市の大船渡温泉(志田豊繁(とよしげ)社長)は、温泉宿・ホテル総選挙2023の海の幸、絶景の両部門で1位に輝いた。旬の海産物を使った料理、日の出の美景が高く評価。2部門同時に頂点に立つのは2年連続で、サービスを充実させながら国外客を含めた誘客につなげる。
総選挙は、温泉に関わる法人や団体関係者らが実行委を組み、観光地の活性化を支援する「旅して日本プロジェクト」の一環。今年は全国の施設から海の幸部門に30、絶景部門に31の応募があり、ウェブと交流サイト(SNS)による投票で順位を決めた。
2年連続で1位となった海の幸部門は「料理に旬の海産物が使われ、新鮮でおいしい」などと評価。売りの「漁師めしプラン」は地元海産物がふんだんに使われ、3日間煮込んだ名物「カジキマグロの兜(かぶと)煮」は、どこから食べてもやわらかく肉厚と人気を集める。