山形大医学部の出前講座「すこやか教室」が15日、山形市の西山形コミュニティセンターで開かれ、同学部腎泌尿器外科学講座の八木真由助教が排尿の仕組みやトラブル、治療法について講話した。
同学部は県民の健診結果や生活習慣を分析し、医療に役立てるコホート研究を行い、成果還元の場として出前講座を開いている。今回は西山形地区社会福祉協議会などが共催した。
八木助教はコホート研究の結果、40歳以上の県民の4分の1が尿意切迫感や頻尿などの症状がある過活動ぼうこうであると説明。「頻尿や尿漏れは、不安や羞恥心から、ひきこもりなどにもつながる。自分の排尿を見直し、日頃から飲水量などに気を付けてほしい」と呼びかけた。