身近な風景を大作に 小山で日展会友・佐藤さん絵画展 19日まで

身近な風景を描いた大作が並ぶ佐藤さんの絵画展

 【小山】市内在住で日展会友の佐藤洋子(さとうようこ)さん(70)の絵画展が19日まで、立木のギャラリー「たから園現代工芸」で開かれている。

 身近な自然風景などを題材とした洋画や水彩画計32点を出展。100号の「冬隣(ふゆどなり)」は2020年の日展で特選となった大作で、市内の思川と姿川の合流付近の晩秋を描いた。19年の台風被害前に取材し、現状は改修工事などで雰囲気が変わってしまったという。

 今年の白日会展に出展した「思川枯野(かれの)」も大作で、観晃橋南方の思川の景色をしっとりとした雰囲気に仕上げた。このほか那須連山や会津の民家、鮮やかなバラをテーマにした作品も並ぶ。

 佐藤さんは「何げない身近な自然の美しさに癒やされる。これからも思い出の詰まった場所を描いていきたい」と話している。

 午前10時~午後6時(最終日は4時)。入場無料。(問)同ギャラリー0285.23.6966。

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