「遠野森のがっこう」整備着々 自然体験の場、来年本格オープン

遠野森のがっこうの敷地内で建設が進められている滞在施設。一帯が豊かな自然を生かした交流拠点になる

 遠野市のNPO法人遠野エコネット(千葉和(なごみ)代表理事)は、同市附馬牛(つきもうし)町の山林で、さまざまな自然体験を提供する交流拠点「遠野森のがっこう」を整備している。既に森の探検などのイベントに着手し、今後は滞在施設「オッホーの森の家」(仮称)を建設。来年3月に本格オープンする予定で、豊かな環境を生かして幅広い年代の学びを育む。

 千葉代表理事が所有する森林などを切り開き、隣接する国有林を合わせた数十ヘクタールを活用。6月にプレオープンし、つるや木の枝を使ったトレー作り、シャワークライミング、キャンプなど多様なイベントを企画してきた。

 敷地内には、宿泊できる「森の家」を整備する。12日に上棟式が行われ、地元の大出早池峰神楽保存会が権現舞を奉納して工事の安全を祈った。

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