旬のカキ、トラフグ楽しんで「戸石とらふぐかき祭り」26日まで 長崎・戸石

新鮮なカキやエビを焼いて味わう家族=長崎市、戸石フレッシュ朝市

 長崎県長崎市戸石・牧島地区で旬を迎えた養殖カキなどのキャンペーン「戸石とらふぐかき祭り」が12日にスタート。26日まで地元飲食店でトラフグのコース料理を提供する。
 初日は同市戸石町の直売所「戸石フレッシュ朝市」で、漁師めしの販売やお楽しみ抽選会があった。開始前から列ができ、カキのプレゼント100人分はすぐになくなった。家族連れが海鮮丼や水産物を買い求め、カキ焼きコーナーも盛況。同市千歳町の平尾千恵美さん(69)は「戸石のカキ焼きは初めて。小ぶりでぷりぷり。アカアシエビもおいしい。孫を連れてまた来たい」と話した。
 今夏発生した橘湾の赤潮により、養殖トラフグはほとんどが死滅し、残った分でコース料理を提供する。カキも漁獲量の減少が予想されるという。市たちばな漁協かき部会の峰臣如部長は「全国的な温暖化で発育が遅れ気味だが、身入りが良く、味が濃い」とPRした。
 カキ焼きは毎週土日と祝日、2月まで開催予定。カキ1袋と席、軍手、紙皿、割り箸の各代金を含め中学生以上1人1500円。問い合わせは同漁協(095.830.2236)。

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