2025年のオールスター・ゲームはトゥルイスト・パークで開催決定

日本時間11月17日、MLB機構のロブ・マンフレッド・コミッショナーは2025年のオールスター・ゲームとそれに付随するオールスター・ウィークのイベントの開催権をブレーブスに与えたことを発表した。オールスター・ゲームがブレーブスの本拠地で開催されるのは2000年以来25年ぶり。当時のブレーブスはまだターナー・フィールドを本拠地としており、2017年にオープンしたトゥルイスト・パーク(開場当時はサントラスト・パーク)でのオールスター・ゲーム開催は初めてとなる。

ブレーブスの本拠地トゥルイスト・パークでは、2021年にオールスター・ゲーム開催が予定されていた。しかし、ジョージア州の選挙法改正が「マイノリティの投票機会を奪うもの」と強い批判を受け、MLB機構もこの選挙法改正に反対の意思を示し、オールスター・ゲームの開催地変更を決定。結局、2021年のオールスター・ゲームはロッキーズの本拠地であるクアーズ・フィールドで開催された。

しかし、マンフレッド・コミッショナーは今回、「テリー・マクガークをはじめとするブレーブスの全組織、そしてアトランタのスポーツ評議会が主導したこの取り組みを評価する。ブレーブスはフィールド内外での模範として、オールスター・ゲームを開催するに相応しい」と語り、ブレーブスに2025年のオールスター・ゲームの開催権を与えることを決めた。

なお、オールスター・ゲームの開催地は2026年まで決まっており、来季(2024年)はメジャーで最も新しい球場(2020年オープン)であるレンジャーズの本拠地グローブライフ・フィールドで開催される。2026年はアメリカ独立250周年を記念して、「アメリカ建国の地」と呼ばれるフィラデルフィアにあるフィリーズの本拠地シチズンズバンク・パークで開催されることが決まっている。

ブレーブスがオールスター・ゲームの開催権を得るのは3度目。1度目は1972年にアトランタ・スタジアムで開催され、ハンク・アーロンが2ラン本塁打を放って勝利の立役者となった。2度目は2000年にターナー・フィールドで開催され、デレック・ジーターがMVPとなった。3度目となる2025年には、どんなドラマが生まれるだろうか。

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