ブルージェイズが大谷獲得を狙う? 「何か大きなことをやりたい」

米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によると、大谷翔平の争奪戦において、あるチームの幹部はブルージェイズを警戒しているようだ。ブルージェイズのロス・アトキンスGMは、今オフの補強プランとして「最大で4人の打者を獲得したい」と発言。米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者は、ブルージェイズの補強プランに詳しい関係者の話として「彼らは何か大きなことをやりたいと思っている」と伝えており、ブルージェイズが大谷獲得に乗り出す可能性は十分にありそうだ。

今オフのブルージェイズは、マット・チャップマン、ケビン・キアマイアー、ブランドン・ベルト、ウィット・メリフィールドといった主力野手がFAとなった。そうした状況のなかで、アトキンスGMは複数の野手の獲得に動く方針を示しており、ベルトの退団でDHが空いたことを考えれば、今オフ獲得可能な最高の打者である大谷も当然、補強ターゲットとして浮上するだろう。ブルージェイズが必要としているのは野手だが、大谷を獲得すれば、2025年からローテーションの一角を任せられるという「ボーナス」もある。

ローゼンタール記者は、ブルージェイズが大谷獲得に乗り出す可能性がある理由として、次の3つを挙げている。1つ目は左打ちのパワーヒッターが必要であること。2つ目はジョージ・スプリンガーと結んだ6年1億5000万ドルの大型契約が残り3年となり、長期的な補強資金に余裕が生まれつつあること。3つ目は2年後にFAとなるブラディミール・ゲレーロJr.とボー・ビシェットの両内野手との巨額の契約延長プランが現時点で保留になっている可能性があることだ。

ブルージェイズはゲレーロJr.とビシェットを引き留めるのであれば、大型契約が必要になるが、現時点で2027年以降の契約が固まっている選手はホセ・ベリオスだけ。スプリンガーとケビン・ゴーズマンの大型契約も2026年には終了するため、大谷を大型契約で迎え入れるだけの余裕はあるとみられている。

もしブルージェイズが大谷獲得に成功すれば、少なくともゲレーロJr.がFAになるまでの2年間は大谷とゲレーロJr.が並ぶ夢のラインナップが形成されることになる。2021年シーズンのMVPを争った2人がチームメイトになることはあるのだろうか。

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