ヤンキースGM 「スタントンはチームの成功の原動力だ」と明言

ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは先週アリゾナ州スコッツデールで行われたGM会議の場で「スタントンはおそらく、また怪我をするだろう。それは彼のゲームの一部のようだ」と発言し、スタントンの代理人を務めるジョエル・ウルフの怒りを買った。ウルフはヤンキースが獲得を狙う山本由伸の代理人も務めているため、ヤンキースにとってダメージになると思われたが、キャッシュマンGMはウルフだけでなくスタントン本人とも話をし、誤解を解いたことを明らかにした。

キャッシュマンGMの発言を聞いたウルフは、米メディア「ジ・アスレチック」の取材に対して「ニューヨークのチームとの契約を検討している国内外のFA選手たちに告ぐ。そのチームでプレーするためには、精神的にも肉体的にもテフロン製でなければならないようだ。なぜなら、オフシーズンであっても気を緩めることは許されないからだ」とコメント。ウルフが山本の代理人を務めていることもあり、ウルフのこの発言は「ヤンキースは山本争奪戦において不利になるのではないか」と大きな注目を集めた。

その後、キャッシュマンGMはウルフ、スタントン本人と話をし、「すべての問題は解決した」と考えているという。「私は長い付き合いであるジョエル・ウルフ、そして我々のチームの選手であるジャンカルロ・スタントンと話をした。すべてがいい状態だと感じている」とキャッシュマンGM。自身の発言について「誰かを小馬鹿にする意図はない」と述べ、「私はジャンカルロ・スタントンを1人の選手として評価している。間違いなく、彼は我々を勝利に導く大きな原動力の1つだ」とスタントンへの信頼を強調した。

今オフのヤンキースは山本に加え、少なくとも2人の外野手(できれば1人は左打ち)を獲得することを目指している。トレード市場ではフアン・ソト(パドレス)、FA市場ではコディ・ベリンジャーやケビン・キアマイアーの名前が補強ターゲットとして浮上している。「我々は常にトライする」とキャッシュマンGM。「この冬の補強がどうなるかわからないが、大きなことも小さなことも話し合っていくつもりだ」と今オフの補強への意気込みを語った。

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