斉藤健一郎参院議員、ホリエモンとのゴルフ場予約情報漏洩でレストラン料理長の懲戒解雇報告「クビを求めたとかはない」

みんなでつくる党(旧政治家女子48党)の代表権を大津綾香氏(30)と争う斉藤健一郎参院議員(42)が17日、国会内で政治団体「NHKから国民を守る党」の定例会見に出席。斉藤氏と、ホリエモンこと実業家堀江貴文氏(51)の個人情報がSNS上に漏洩した騒動について経緯を説明した。

斉藤氏は8月17日、兵庫県丹波篠山市のオータニにしきカントリークラブで堀江氏とゴルフをプレー。楽天のアプリで予約したが、同ゴルフ場からレストラン運営を委託されている企業の52歳の男性社員が15日、SNS上に2人のゴルフ場の予約画面の画像とともに「おっと~手が滑った ウチのゴルフ場のエントリー状況のパソコン画面 二人とも楽天で予約しとるやないかぁ~い なんやかんやいうて、結局楽天のこと好きなんやなぁ~」と投稿した。

堀江氏が、楽天グループの三木谷浩史会長を批判していることを踏まえ皮肉ったものだが、SNS上で炎上。男性が勤めていた企業の親会社「ダイナックホールディングス」は16日、公式ウェブサイト上に「弊社従業員の不適切なSNS投稿についてのお詫びとお知らせ」とした文書を掲載。「弊社として今般の事態を厳粛に受け止め、当該関係者の皆様に誠意をもって謝罪させていただくとともに、当該従業員及び担当役員に対して厳正に処分を行う所存でございます」とした。

斉藤氏は「楽天を使って予約をしているやんけ…ということで、我々の党のアンチっぽい方。ゴルフ場に問い合わせたところすぐに犯人が見つかった。外注先の料理長で、緊急の役員会でその人は懲戒解雇となり、役員2名社長も含めた処分を受けた」と、SNS上に個人情報を漏洩させた男性が解雇されたことを報告した。

同社が、社内規定にもとづいて処分を決めたと説明した斉藤氏は「私自身からクビを求めたとか、堀江からの要望はない。社会的制裁を受けたと思うし、解雇を受けた方にも恨みはない。すべての決着がついた」と強調。「このSNS時代に安直に上げた、たった1枚の写真が自分の人生を大きく変えた。SNSをやられている人にとっては、すごく衝撃的な事件だったのではないか」と騒動を振り返った。

会見に同席していた立花孝志氏(56)から「こういうことが起こらないためにも、楽天のアプリ消しておいたほうがいいんじゃないの?」と指摘された斉藤氏は「楽天ゴーラー(ゴルフ場予約アプリ)消しときま~す」と、スマホからアプリを削除していた。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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