「18歳トリオ」メダル5個獲得 全国障害者スポーツ大会「大舞台で結果、自信に」

笑顔でメダルを見せる松井さん、早石さん、安達さん(左から)=与謝野町男山・与謝の海支援学校

 10月28~30日に鹿児島県で開かれた「特別全国障害者スポーツ大会」で、京都府与謝野町男山の与謝の海支援学校高等部3年生3人が、府代表として陸上3種目とフライングディスクに出場し、金1個、銀1個、銅3個のメダルを獲得した。3人は「目標に届いてうれしい」「応援を力にできた」などと自信に満ちた表情で振り返った。

 陸上の松井羚悟(れいご)さん(18)と早石和輝さん(18)、フライングディスクの安達啓斗(ひろと)さん(18)。他の府代表選手と技を磨いたほか、昼休みなど空き時間には教員と練習を重ねて力をつけてきた。

 松井さんは50メートル走8秒51、ソフトボール投げ21メートル26でともに3位に輝いた。ソフトボール投げは1投目が枠から外れたものの残り2回で記録を残し、「3位以内の目標を実現できた」と喜ぶ。

 早石さんは400メートルリレーに第3走者で出場し、チームは50秒28で3位となり「仲間の応援が力になった」と笑顔を見せる。

 安達さんは、樹脂製の円盤を投げるフライングディスクで2種目に出場。飛距離を競う「ディスタンス」は48メートルで2位、標的の輪の通過数を競う「アキュラシー」では9投を決めて優勝した。中学部から競技を続けてきたといい、「大舞台で結果を出せて自信になった」と話している。

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