障害福祉の採用、57%どまり 職員不足が深刻、団体調査

 障害者が利用する事業所の全国組織「きょうされん」(東京)のアンケートで、回答した全国の障害福祉事業所が2022年度に職員計2617人を募集したところ、採用できたのは57.7%に当たる計1509人にとどまったことが18日、分かった。現場が深刻な人手不足に陥っている実態が浮かんだ。

 アンケートは23年6~8月、インターネットなどを通じて実施した。1047事業所の有効回答のうち、職員を募集した844事業所の採用状況などを分析した。

 雇用形態別に見ると、正規職員は計910人の募集に対して採用が53.5%の計487人で、非正規職員は計1707人を募集し、採用人数は59.9%の計1022人。

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