福知山高校付属中学校(京都府福知山市土師)の2年生がこのほど、京都パープルサンガの社員2人を同校に招き、亀岡市のサンガスタジアム京セラの観客動員数を増やす誘客案を披露した。
サンガは福知山市とホームタウン協定を結んでいる。生徒40人が総合的な学習の時間で6月にスタジアムを見学し、チーム事情について学んだ。
生徒たちは3、4人の班に分かれ、ホームタウンの主要駅を巡るスタンプラリー▽SNSを使ったファンのつながりづくり▽市内菓子店とのコラボ商品の販売―などを緊張した表情で提案した。社員は「データを基にした提案で実現性が高い」「他チームの状況と比較すればもっと良くなる」などと講評した。
休日も仲間と集まって考えたという生徒(14)は「チームの課題から提案内容を考えるのは難しかったが、担当者に提案できる貴重な体験になった」と話していた。