ロシア軍、電力インフラ攻撃 3地点で激しい地上戦と英分析

17日、ウクライナのゼレンスキー大統領がX(旧ツイッター)に投稿した写真。南部ヘルソン州でドニエプル川東岸に渡ったウクライナ兵とみられる(共同)

 【キーウ共同】ロシア軍は18日、ウクライナ南部オデッサ州の電力インフラ施設を無人機で攻撃した。石油貯蔵所が被害を受けたほか、送電線が損傷し停電が発生。州政府によると、約2千世帯に影響した。気温が氷点下となるなど厳しい冬が迫る中、ウクライナは電力インフラへの攻撃が続くことを警戒している。

 英国防省は18日の戦況分析で、この1週間で、東部ハリコフ州クピャンスク方面と東部ドネツク州アブデーフカ周辺、南部ヘルソン州のドニエプル川東岸の3地点で激しい地上戦になったと指摘した。いずれも実質的な進展はなく、特に東部では冬の寒さが本格化すれば、戦況は膠着するとの見方を示した。

18日、ウクライナ東部バフムト方面の陣地で砲弾を確認するウクライナ兵(ゲッティ=共同)

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