トルコに逆転負けのドイツがナーゲルスマン体制初黒星を喫する…【国際親善試合】

[写真:Getty Images]

国際親善試合のドイツ代表vsトルコ代表が18日にベルリン・オリンピアシュタディオン行われ、2-3でトルコが勝利した。

10月に初陣を飾ったナーゲルスマン体制の3戦目を迎えたドイツは、GKにトラップ、3バックにヘンリクス、ター、リュディガーを起用。中盤はキミッヒとギュンドアンの2セントラルMF、2列目は右からサネ、ヴィルツ、ハヴァーツ。2トップにブラント、フュルクルクが入った。

一方、10月の代表ウィークをもって3大会連続6度目のユーロ本大会行きを決めたトルコは、3トップにユルドゥズ、ヤズジュ、イルファンを据えた[4-3-3]の布陣で試合に臨んだ。

試合は開始早々にスコアが動く。ドイツは5分、セットプレーのこぼれ球から二次攻撃を仕掛けると、ヘンリクスのスルーパスでボックス右に抜け出したサネの折り返しをハヴァーツがゴール左隅に流し込んだ。

主導権を握るドイツは、16分にもキミッヒのロングスルーパスでDFの裏に抜け出したサネが飛び出したGKの位置を確認しシュート。しかし、このシュートはわずかにゴール左へ外れた。

1点を展開のトルコは、38分に一瞬の隙を突いて試合を振り出しに戻す。左サイドのスペースに駆け上がったカディオグルに最終ラインのバルダクチがドンピシャのロングパスを供給。ボックス左で収めたカディオグルはカットインから豪快にゴール左へシュートを突き刺した。

同点弾で勢いづいたトルコは、前半終了間際にも右サイドのアイハンが供給したアーリークロスの流れたボールをボックス左で拾ったユルドゥズが右足を振り抜くと、右ポストの内側に当たったボールがそのままゴールに吸い込まれた。

迎えた後半、先にスコアを動かしたのは1点ビハンドのドイツ。49分、自陣でのボール奪取からロングカウンターを仕掛けると、ドリブルで持ち上がったヴィルツのラストパスを受けたフュルクルクがボックス左から中に切り込み、ゴール左隅にシュートを流し込んだ。

その後は一進一退の展開が続く中、トルコは67分に敵陣で獲得したセットプレーからサリのロングパスをボックス右のバルダクチが折り返すとこれがハヴァーツの左手に当たる。一度はプレーを流されるが、オンフィールドレビューの結果、トルコにPKが与えられると、これをサリがゴール右隅に決めた。

再び勝ち越しを許したドイツは、72分にヴィルツとキミッヒを下げてニャブリとゴレツカを、81分にブラントを下げてドゥクシュを投入。すると86分、サネのパスでボックス右深くまで侵入したヘンリクスの折り返しにニャブリが飛び込んだが、これはわずかに届かず。

結局、試合はそのまま2-3でタイムアップ。ドイツは3戦目にしてナーゲルスマン体制初黒星を喫した。

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