若手医師の情報交換や本県定着を目的とした「臨床研修医症例報告会」が18日、山形市の山形グランドホテルで開かれた。臨床研修医が発表を通して互いの取り組みを学び合い、交流を深めた。
県内の臨床研修医が次のステージとなる「専攻医」に移る際に本県に残ってもらい、医師確保につなげようと、県医師会(中目千之(なかのめちゆき)会長)が企画。臨床研修病院の院長や指導医らを含めて約150人が参加した。中目会長は「一人でも多くの研修医の先生方が山形県の地で専攻医教育を受け、立派な医師になってほしい」とあいさつ。活発な情報交換や、プレゼンテーション力の向上も期待した。
症例報告会では臨床研修医9人が成果を発表し、先輩医師から質問、アドバイスが飛び交った。講評と優秀者に対する表彰の後は交流会で親睦を深めた。山形大医学部付属病院から専攻医教育に関する説明もあった。