第11回神戸マラソンが19日、神戸市で開かれた。阪神大震災の復興支援に対する「感謝と友情」がテーマ。秋空の下、復興を果たした街並みを約2万人のランナーが駆け抜けた。
スタート前にランナーは震災の犠牲者に黙とう。復興の象徴ヒマワリを表す黄色い手袋をつけ、神戸市役所前を出発した。
ランナーは震災で大きな被害を受けた長田区などを通って明石海峡大橋付近で折り返し、ゴールの人工島ポートアイランドを目指した。「頑張れ」と沿道から声援が響き渡った。
東灘区の自営業早川典邦さん（60）は「還暦」と書かれた真っ赤なTシャツを着て参加。「復興を感じることができた」と笑顔で話した。
