行方不明者の捜索や事件の捜査に協力する県警嘱託犬(警察犬)の嘱託書交付式がこのほど、佐賀市の県警本部であった。警察犬の指導手が長村順也本部長から嘱託書を受け取った。
10月上旬の審査会で合格基準を満たした指導手6人と警察犬8頭(新規2頭)が嘱託された。期間は10月中旬から2年間。
夫婦で指導手を務める神埼市の井本美智子さん(62)は、3頭の嘱託書を受け取った。災害救助犬・警察犬の育成支援を行う団体を今年立ち上げ、「もっと役に立てるよう、日々訓練を欠かさないようにしたい」と意欲を見せた。
警察犬は昨年は59回、今年は9月末までに40回出動し、ほとんどが行方不明の高齢者の捜索だった。(上田遊知)