「税を考える週間」（11～17日）に合わせ、国税庁と佐賀市租税教育推進協議会が募集した「税に関する作品」の表彰式が11日、市立図書館で開かれた。
県内では書道部門（小中高）に348点、作文部門（高校のみ）に907点の応募があり、書6点、作文9点が佐賀税務署長賞などを受賞した。作文部門では、佐賀西高1年の山口悠希さんが福岡国税局賞に輝いた。
山口さんは教科書の裏表紙に書かれていた言葉から教科書の無償制度を知り、学校生活の多くが税金に支えられていることに気付いた体験をつづった。「これまで勉強してこれたのは税金のおかげ。感謝の気持ちを大切に勉強を頑張り、大人たちが託してくれた思いを未来の子どもたちに納税という形でつないでいきたい」と述べた。
式では、山口一豊佐賀税務署長らが受賞者に賞状と記念品を手渡した。（辻恵美）
