科学の不思議楽しむ 子どもたちが体験 茨城・神栖

超高層ビルの揺れの実験に参加した子どもたち=神栖市知手中央

「青少年のための科学の祭典・鹿行地区大会」(同実行委員会主催)が19日、茨城県神栖市知手中央の市立神栖三中で行われ、体験型イベントを通して、多くの子どもたちが科学に親しんだ。

防災科学技術研究所の元総括主任研究員、納口恭明さんが扮(ふん)する「ドクター・ナダレンジャー」による自然災害科学実験教室では、超高層ビルの揺れを紹介。長さが異なるスポンジを使い、地震の種類によってビルの揺れ方が違ってくることを解説した。「超低温マイナス196度を体験しよう」や「長持ち浮遊シャボン玉」などのコーナーもあり、科学の不思議を楽しんだ。

「偏光板の不思議」のコーナーで解説を手伝った同中2年の草野璃子さん(14)は「光がいろいろな方向の波を持っていることを説明した。伝えることで自分も科学への関心を高めることができた」と話した。

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