中国、政策金利を維持 3カ月連続、景気見極め

中国人民銀行=北京(共同)

 【北京共同】中国人民銀行(中央銀行)は20日、事実上の政策金利で、企業への貸出金利の目安となる「ローンプライムレート(貸出基礎金利、LPR)」の1年物を3.45%に維持した。据え置きは3カ月連続。

 人民銀は6月と8月に利下げしており、景気への影響を見極めているとみられる。不動産市場の低迷が重しとなる中、金利低下が金融機関の経営に与えるマイナスの影響などを考慮しているとの見方もある。

 住宅ローン金利の基準となる5年物も4.2%とし、5カ月連続で据え置いた。

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