野母崎中・日枝さんが最優秀賞 長崎市の中学生プログラミングコン 環境破壊止めるゲームを開発

プログラムしたゲームについて説明する日枝さん=長崎市役所

 長崎市中学生プログラミングコンテストの一次審査を通過した7人が18日、市役所で作品を発表し、最優秀賞に市立野母崎中3年の日枝和幸さん(15)が輝いた。「長崎の魔術師」と題し、未来から訪れた主人公が敵と戦い、環境破壊を止めるシューティングゲームをプログラムした。
 コンテストは、プログラミングに慣れ親しみ、社会問題を解決する力を高めてもらおうと市教委などが主催。ゲームやアニメーション、計測・制御などカテゴリーを問わずに作品を募集し、74点の応募があった。
 中学校長や教員、市内の事業所の代表者らが、プログラミングの優秀性、楽しさや面白さ、プレゼンテーション力などを審査。日枝さんは発表で、敵を倒しパワーポイントを集めると主人公の攻撃力が上がることなどを説明。生成人工知能(AI)の使用など工夫した点にも触れた。
 日枝さんは取材に対し「絵や音楽が特技で、ゲーム内のキャラクターデザインや音楽制作にも取り組んだ。制作工程を振り返ると、楽しかったなと思う」と喜んだ。

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