島根県・丸山知事「放っておくと下がらない」 中国電力に電気料金の値下げを直談判 中間決算で過去最大の黒字 

上期の純利益が過去最高だった中国電力に対し、島根県の丸山達也知事が電気料金の値下げを要請しました。

島根県の丸山知事は、広島市にある中国電力の本社を訪れ、電力料金の値下げを直談判しました。

中国電力の上期の純利益は過去最高の1230億円でした。これを受け中国電力は、株主への増配を明らかにしています。

島根県・丸山達也知事「電気利用者への還元がないということは結果としてバランスを欠いている」

要請に対して中国電力の中川社長は、2年連続の赤字による財務基盤の改善のため、料金維持に理解を求めました。

島根県・丸山達也知事「放っておいたら会社側としては下げずにすむなら下げたくないと思うのが気持だと思うので、そこははっきりリクエストしていかないと」

丸山知事は、「電気は使わないという選択肢がない、固定費中の固定費。その値段は、下げてもらう余地があるのであれば、下げてもらうのが望ましい」と述べました。

中国電力・中川賢剛社長「今すぐ料金値下げは難しいが早期に財務基盤の安定化、収支を安定させ、検討していきたい」

丸山知事は、「今後の決算を見ながら料金引き下げの姿勢でのぞんでほしい」と、念を押していました。

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