虚偽記載で政活費不正受給疑いの市議を不起訴 大津地検

滋賀県高島市

 行政視察結果報告書に虚偽を記載したとして、虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで書類送検された滋賀県高島市の万木(ゆるぎ)豊市議(59)について、大津地検は11月20日、不起訴(起訴猶予)にしたと発表した。17日付。「情状を総合的に考慮した」としている。

 万木市議は、昨年3月末に国土交通省など4省庁を視察し、省庁職員から「豪雪地帯に対する措置」などの説明を受けたとするうその行政視察結果報告書を当時の議長に提出したとして、高島署に書類送検された。万木市議はこの報告書を基に政務活動費約4万5千円を受領したという。

 市議会が昨年10月に同容疑で万木市議を告発していた。

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