秋の夜長にたき火囲もう 鹿沼で25日、水源施設PRイベント スノーピーク子会社が実施

「秋の夜長と焚火会」の会場となる鹿沼市文化活動交流館芝生広場

 南摩ダム関連事業として栃木県鹿沼市上南摩町にキャンプ場を核とする水源地域振興拠点施設を整備している市は25日午後3時から、睦町の文化活動交流館芝生広場で来年春にオープン予定の施設のPRイベント「秋の夜長と焚火(たきび)会」を開く。たき火などアウトドアの雰囲気を味わいながら施設や市の魅力を紹介する。

 施設のオープンまで半年を切り、一般向けのイベントとして初めて企画した。施設の指定管理予定者となっているアウトドアブランド「スノーピーク」の子会社スノーピーク地方創生コンサルティング(新潟県三条市)が実施する。

 大正時代に建てられた深岩石の石蔵に囲まれた会場では、整備中の施設概要について、ブース展示やステージでの説明会を行う。たき火を囲んでくつろげるスペースを設けるほか、スノーピークのキャンプ用品などが展示される。

 また同施設内でそば店「竜がい」を運営する予定の上南摩そばネットワークなどの飲食店のほか、木工のワークショップなど計14ブースが出店。10月の鹿沼秋まつりで音色を響かせたおはやしも披露される。

 市観光交流課の担当者は「市西北部の観光拠点として期待している施設。多くの方にアウトドアの魅力を感じながら、施設についても理解を深めてほしい」と話した。

 整備中の施設は、関東初のスノーピーク直営キャンプフィールドで敷地面積は約5ヘクタール、多様なテントサイトや温浴施設を中心としたコア施設を有する。同課によると昨年10月に始まった工事の進捗(しんちょく)率は現在約70%で、予定通り来年3月に完成する見通し。

来春のオープンに向け上南摩地区に建設中の水源地域振興拠点施設

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