北陸新幹線県内延伸に伴いJR北陸線を引き継ぐ第三セクター「ハピラインふくい」は11月20日、来年3月16日の開業に合わせ、オリジナルデザインの交通系ICカード「ICOCA(イコカ)」を発売すると発表した。同社のロゴマークに使われている緑色やピンク色の三角形、ひし形を組み合わせて、恐竜が歩いている姿を表現した。
JR北陸線の県内区間では2018年9月にイコカが導入された。来年3月16日にハピラインふくいに設備が移管され、同日からイコカの利用が可能になる。
⇒JRからハピラインにバトン…気になるダイヤ、運賃
オリジナルデザインのイコカは、通常のカード同様に全国の鉄道やバスで利用できるほか、電子マネーとして買い物の支払いに使える。ハピラインふくいの芦原温泉、福井、鯖江、武生の各駅窓口と券売機、敦賀駅の窓口で販売する。
価格は2千円(チャージ1500円、カード発行預かり金500円。預かり金はカード返却時に返金される)。ハピラインふくいの担当者は「日々の通勤や通学、旅行が楽しくなるようなデザインに仕上げた。電車に愛着を持ってもらえれば」としている。
並行在来線を運営するIRいしかわ鉄道(石川県)、あいの風とやま鉄道(富山県)も同様にオリジナルデザインのイコカを販売している。