ギリシャに一時逆転許したフランス、予選全勝はならず【ユーロ2024予選】

[写真:Getty Images]

フランス代表は21日、ユーロ2024予選グループB最終節でギリシャ代表とのアウェイ戦に臨み、2-2で引き分けた。

3日前のジブラルタル代表戦を14-0の歴史的大勝としたフランスは、7戦全勝で首位通過が決まっている中、ムバッペをベンチスタートとし、ジルー、コロ・ムアニ、デンベレの3トップで臨んだ。

3位ギリシャ(勝ち点12)に対し、フランスがボールを持つ展開となると、15分にグリーズマンのミドルシュートでオンターゲットを記録。ここはGKヴラホディモスの好守に阻まれると、続く33分の決定機ではグリーズマンの華麗なボレーが左ポストに直撃した。

それでも42分に押し切る。ジルーのポストプレーを受けたコロ・ムアニがボックス右深くまで侵入。角度が厳しいところからシュートを叩き込んだ。

フランスが1点をリードして迎えた後半だったが、56分に追いつかれる。リュカが自陣でボールを失った流れからバカセタスにボレーを決められた。

さらに61分、クンデがギアンヌリスの突破を許した流れからヨアニディスにゴールを許し、一気に逆転されてしまう。

追う展開となったフランスは64分に3枚替え。ムバッペやコマンらを投入した。すると74分、フォファナの強烈なミドルシュートで試合を振り出しに。

終盤にかけてはムバッペが起点となって攻勢を強めると、90分にはコマンの右クロスがDFにディフレクトしてポストに当たる決定機を演出。さらに追加タイム5分のラストプレーではムバッペのミドルシュートが枠を捉えたが、GKヴラホディモスの好セーブに阻まれ、2-2でタイムアップ。全勝での予選突破はならなかった。

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