サネ退場のドイツ、オーストリアに完敗で連敗【国際親善試合】

[写真:Getty Images]

ドイツ代表は21日、国際親善試合でオーストリア代表とアウェイで対戦し、0-2で完敗した。

3日前のトルコ代表との親善試合を逆転負けし、ナーゲルスマン体制初黒星となったドイツは、攻撃時[3-4-2-1]の変則システムで臨み、最前線にフュルクルク、2シャドーにサネとニャブリを据えた。

ユーロ本戦出場を決めているドイツ人指揮官のラングニック監督率いるオーストリアに対し、ハイプレスを受ける入りとなった中、一進一退の攻防が続くと、17分にピンチ。グレゴリッチュにディフェンスライン裏を取られてGKと一対一になったが、トラップが防いだ。

しかし、その後も好機を作り切れずにいると29分に失点する。ロングカウンターを受けた流れからボックス左への侵入を許したザビッツァーにシュートを決められた。

ハーフタイムにかけても流れを掴めなかったドイツは1点ビハインドのまま前半を終えた。

迎えた後半、開始4分にドイツに退場者。サネがムウェネとの衝突で報復し一発退場となった。守勢のドイツは60分に3選手を交代。ヴィルツやキミッヒらを投入した。

64分にはショートカウンターを受けた流れからグレゴリッチュにボックス右から枠内シュートを打たれるも、ここはGKトラップがセーブ。

しかし73分に致命的な2失点目。アラバのクサビのパスをグレゴリッチュに落とされ、受けたバウムガルトナーにループシュートでGKトラップとの一対一を制された。

厳しいドイツは78分、キミッヒがコントロールシュートでこの試合初めてゴールに迫ると、1分後にはヴィルツのミドルシュートでGKを強襲するも反撃はここまで。

11月の2試合を連敗で終え、2023年を締めくくることになった。

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