アルゼンチンが伏兵オタメンディの高打点ヘッドで仕切り直しの1勝! ブラジルはよもやの3連敗【W杯南米予選】

アウェイのアルゼンチン代表に軍配。[写真:Getty Images]

2026年の北中米ワールドカップ(W杯)に向けた南米予選第6節が21日に行われ、ブラジル代表とアルゼンチン代表が激突した。

今予選も中心となる両国だが、ブラジルは目下2連敗し、対するアルゼンチンも前節を落としてこの宿敵戦に。ブラジルは所属先のアーセナルで負傷離脱が続くなか、招集のジェズスが先発した一方で。アルゼンチンはメッシがスタートから出場した。

サポーター同士のいざこざにより、およそ30分遅れの一戦。33分までにブラジルだけで3選手がイエローカードを受けるなど、球際が激しい戦いになるが、目立ったチャンスがない展開で進む。

アルゼンチンがボール保持で優位に立つなかで、ホームのマラカナンで負けるわけにいかないブラジルもセットプレーを駆使して崩しにかかったが、スコアは動かず。0-0でハーフタイムを迎えた。

前半の終盤から少しずつ鋭い攻撃を仕掛け始めたブラジルは後半も優勢だが、GKマルティネスが門番に。58分にもジェズスの仕掛けからマルティネッリがゴールに迫るが、GKマルティネスが阻む。

攻めあぐねるアルゼンチンだが、63分に左CKのチャンスが巡ると、キッカーのロ・チェルソが左足キックでボールをゴール前に。オタメンディが高い打点のヘッドでネットを揺らし、先制する。

伏兵の一発で均衡を破ったアルゼンチンがそれを機に息を吹き返すなか、良い流れのなかで先に崩れてしまったブラジルも注目の17歳エンドリッキを送り出したりと交代も進め、反撃に転じる。

そんなブラジルだが、72分から出場したジョエリントンが81分にボールを持つなか、デ・パウルの執拗なチャージを振り払ったが、そのプレーでレッドカード。追いかけるなか、数的不利に陥る。

一方、78分に主将のメッシをお役御免としたアルゼンチンは数的優位のアドバンテージも生かしながら、守りでも集中を切らさず。試合前にサポーター同士のトラブルもあったが、アルゼンチンに軍配が上がった。

宿敵戦を制したアルゼンチンは予選2試合ぶりの白星。一方、マラカナンで敗れたブラジルはウルグアイ代表戦、コロンビア代表戦に続く黒星となり、よもやの3連敗となっている。

ブラジル代表 0-1 アルゼンチン代表
【アルゼンチン】
オタメンディ(後18)

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