SNSで「爆発音騒ぎ」… 正体は戦車・りゅう弾砲の「空砲訓練」 26日にかけて実施へ 広島の陸自・海田市駐屯地

22日朝、広島市や近郊で「爆発音」が相次いで聞こえ、SNS上で一時騒ぎとなり、消防への通報も相次ぎました。

広島市消防局によりますと、22日午前8時半ごろから「かなり遠くの方から大きな音がした」といった119番通報が相次ぎました。また、SNSでは「なんかドォン!ドォン!と爆発音が響くんだけど」、「ずっと爆発音が続いてるんだけど、何?!どこかの工場の事故とか?」といった声が飛び交いました。

爆発音の正体は、陸上自衛隊海田市駐屯地で実施されていた訓練でした。

26日の「第13旅団創立24周年 海田市駐屯地創設73周年 記念行事」で模擬的な戦闘訓練を披露するため、当日と同様、戦車やりゅう弾砲を使った空砲の訓練を行ったということです。海田市駐屯地は近隣の自治体や学校などに事前に周知していましたが、市消防局によりますと、消防車1台が念のため出動して警戒に当たったということです。

空砲の訓練は22日午後2時以降、23日と24日の午前11時以降、記念行事当日の26日午前11時以降にも行われる予定です。

海田市駐屯地は「大きな空砲を使った訓練は4年ぶり。ご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどお願いいたします」と話しています。

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