今市中の3人が選出 ホッケー「さくらジャパン」U-15 豪での国際大会へ

U-15日本代表に選出された(左から)福田、秋場、加藤=今市中ホッケーグラウンド

 オーストラリア・パースで23日から行われるホッケーの国際大会「2023 HOCKEY WA GRYPHON CUP」に参加する15歳以下(U-15)の女子日本代表に、今市中3年の秋場優南(あきばゆうな)、加藤妃莉(かとうひまり)、福田未夢(ふくだみゆ)が選出された。新型コロナウイルス感染症の5類移行を受け、4年ぶりに行われる海外遠征。日の丸を背負って挑む海外勢との戦いを心待ちにしている。

 大会には開催国のオーストラリア、マレーシアなどから十数チームが参加する予定。予選リーグを行い上位4チームで決勝トーナメントを戦う。

 3人は9月に宮城県で行われた選考会に参加し、全国の精鋭約80人の中から選ばれた。同校で主将を務めたDF秋場は1対1の守備と視野の広さが売りで「守りから流れをつくりチームを支える」と意気込む。本職のFWではなくMFで選出され「お世話になった方々に恩返ししたい」と話す加藤は、スピードとスティックワークが武器。FW福田はスピードと状況判断に優れ「得点に絡んでチームの勝利に貢献する」と目を輝かせる。

 3人は2年生のときから主力として試合に出場。しかし昨年の全日本中学選手権大会準優勝、今年は3位に終わっている。その悔しさこそが、現在の原動力だ。

 女子日本代表「さくらジャパン」を象徴する鮮やかなピンク色のユニフォームに袖を通し、誇らしげな表情を見せる3人。三つのつぼみが、オーストラリアの地で満開に咲き誇ろうとしている。

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