ルベン・ネヴェスのニューカッスル移籍が可能に 同一オーナーが保有するクラブ間のレンタル移籍禁止案が否決

写真:ニューカッスルへの移籍が噂されているポルトガル代表MFルベン・ネヴェス

プレミアリーグにおいて、同一オーナーが保有するクラブ間のレンタル移籍を禁ずる案は退けられた。これによりニューカッスルは、アル・ヒラルに所属するポルトガル代表MFルベン・ネヴェスをレンタルで獲得することが可能となった。イギリス『BBC』が報じている。

プレミアリーグは21日、同一オーナーが保有するクラブ間でのレンタル移籍を、一時的に禁止する案の採決を行った。12のクラブがこれに賛成する票を投じたが、これが可決される条件である「3分の2以上の賛成票」にはあと2票足らず、否決された。今回の案は、来年夏の移籍市場までに具体的な解決策が採られるまでの、一時的な措置として提案された。

反対票を投じたクラブは、ニューカッスル、マンチェスター・シティ、チェルシー、シェフィールド・ユナイテッド、エヴァートン、ウルブス、ノッティンガム・フォレスト、バーンリーの8クラブだという。

この否決により、最も恩恵を受けるクラブはニューカッスルとされている。ニューカッスルのオーナーはサウジアラビアの公共投資ファンド(PIF)であり、PIFはアル・ヒラル、アル・ナスル、アル・イテハド、アル・アハリの4つのクラブを保有している。

ニューカッスルは、今夏に加入したイタリア代表MFサンドロ・トナーリが不正賭博に関与し、10カ月の出場停止処分を受けている。この穴を埋めるために、かねてからアル・アハリに所属するネヴェスを獲得すると噂されている。

PIFが保有する4クラブに所属する主な元プレミアリーグの選手としては、カリドゥ・クリバリ(アル・ヒラル)、クリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)、サディオ・マネ(アル・ナスル)、ロベルト・フィルミーノ(アル・アハリ)、リヤド・マフレズ(アル・アハリ)など、豪華なメンバーがそろっている。

ニューカッスルのエディー・ハウ監督は、PIFが保有するクラブから選手を獲得するか問われ、「十分な実力があれば、誰とでも契約する」と答えた。

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