大舞台で見れない…“怪物”に三笘同僚ら、EURO2024出場を逃したスター選手たち

写真:ハーランドの大舞台登場はまたも“お預け”に ©Getty Images

現地時間11月21日、EURO2024予選の各グループステージ全日程が終了し、本大会に出場する21カ国が決定した。

EURO2024は、開催国のドイツ代表や前回王者のイタリア代表をはじめ、スペイン代表、イングランド代表、ポルトガル代表といった強豪の出場が決定。本大会の出場枠は「24」となっているため、残る3枠は来年3月に行われるプレーオフで決定される。

イギリスメディア『BBC』は、ネームバリューがありながら、代表チームが予選敗退を強いられたことでEURO2024に出場できない選手たちを特集している。

■アーリン・ハーランド(ノルウェー代表/マンチェスター・シティ)
EURO2024予選でノルウェー代表が記録した14得点のうち6得点を決めた“怪物”ハーランドだったが、ノルウェー代表がグループA3位に終わったために本大会出場はならず。『BBC』は「ハーランドはたしかにプレミアリーグ、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)、FAカップの“トレブル”経験者かもしれないが、それはEURO2024への出場権を保証するものではなかった」と伝えている。

■マルティン・ウーデゴール(ノルウェー代表/アーセナル)
ハーランドとともにノルウェー代表を支えるウーデゴールも、EURO2024の舞台に立つことができない。アーセナルとノルウェー代表で主将を務めるウーデゴールのドリブルとチャンスメークを大舞台で見ることができずに悲しんでいるファンも多いことだろう。

■ヴィクトル・リンデレフ(スウェーデン代表/マンチェスター・ユナイテッド)
リンデレフにとっても、EURO2024は「テレビ越しに観る大会」となってしまった。スウェーデン代表はグループF3位に沈み、無念の予選敗退となった。また、今年10月に行われた第8節のベルギー代表戦では、ブリュッセル市内で発生した銃撃事件によってスウェーデン人2名が殺害される悲劇が起きており、リンデレフをはじめとする選手たちやファンは警察の護衛のもとで空港へと避難する事態となった。

■デヤン・クルセフスキ(スウェーデン代表/トッテナム)
リンデレフと同様に、クルセフスキも来夏を休暇に充てることとなった。トッテナムのウインガーは、EURO2024予選では全8試合に先発出場して1得点2アシストを記録。もう少しゴール数を伸ばしたかったところか。

■アレクサンデル・イサク(スウェーデン代表/ニューカッスル)
2017年に17歳3カ月22日でスウェーデン代表の最年少得点者となったイサクも、現在24歳。EURO2024というビッグイベントで自身の価値を証明したかったところだが、リンデレフやクルセフスキらとともに涙を飲んだ。

■エヴァン・ファーガソン(アイルランド代表/ブライトン)
日本代表MF三笘薫の同僚であるファーガソンも、EURO2024で大暴れすることを期待されていた逸材だ。19歳ながらスケールの大きいプレーでプレミアリーグをわかせているが、アイルランド代表はグループB4位に。『BBC』は「ティーンエージャーは本大会を逃してしまったが、時間はまだたっぷりとある」と期待を寄せた。

そのほかにも、『BBC』はステファン・サヴィッチ(モンテネグロ代表/アトレティコ・マドリード)、ジョニー・エヴァンス(北アイルランド代表/マンチェスター・ユナイテッド)らを、EURO2024出場を逃したスター選手たちとして紹介している。

一方、本大会ストレートインこそ逃し、プレーオフにまわった国々にもスター選手がいる。ロベルト・レヴァンドフスキ(ポーランド代表/バルセロナ)は、まずエストニア代表とのパスA準決勝を乗り越える必要がある。また、ミハイロ・ムドリク(ウクライナ代表/チェルシー)とブレナン・ジョンソン(ウェールズ代表/トッテナム)は、準決勝で直接対決する可能性を残している。

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