【インド】7~9月のFDI、7.6%減の153億ドル[経済]

インド商工省によると2023/24年度第2四半期(23年7~9月)の海外直接投資(FDI)流入額は、前年同期比7.6%減の153億4,400万米ドル(約2兆2,800億円)だった。前期比では12.7%減少した。

7~9月の株式市場への資金流入は前年同期比7.5%減の95億4,300万米ドルで、FDI全体の約62%を占めた。

23年4~9月の株式市場への流入は204億8,800万米ドルで、前年同期から23.9%減少した。投資元の国別ではシンガポールが52億2,400万米ドルで最大。これにモーリシャスが29億5,200万米ドル、日本が20億9,800万米ドル、米国が20億5,200万米ドル、オランダが19億2,700万米ドルで続いた。

23年4~9月の投資先をセクター別に見ると、金融・銀行・保険や研究・開発などを含む「サービス」が38億5,300万米ドルで最も多かった。次いで、「建設(インフラストラクチャー)」が24億200万米ドル、「コンピューターソフトウエア・ハードウエア」が24億100万米ドル、「貿易」が9億2,000万米ドル。

前年同期との比較では、建設が2.4倍に膨らんだ一方、サービスは7.4%減、コンピューターソフトウエア・ハードウエアは61.8%減、貿易は72.0%減だった。

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