お歳暮商戦、本格化 茨城・水戸の京成百貨店 健康志向、特産品も

京成百貨店の従業員から冬ギフトの説明を受ける買い物客=水戸市泉町

茨城県水戸市泉町の京成百貨店で22日、「冬のギフトセンター」が開設され、お歳暮商戦が本格化した。コロナ禍を機に健康志向の高まりで発酵食品に力を入れたほか、「自分へのご褒美」として自宅で楽しめる商品など、多様化する価値観に合わせた幅広い品が並ぶ。

今回のテーマは「楽しさ届ける おくりもの」。贈る側ともらう側のそれぞれが楽しめる商品を取りそろえたという。ギフトセンターには、納豆や干し芋といった茨城県の特産品に加え、冬の味覚アンコウと県内で養殖したトラフグを使った鍋セットなどを用意。健康志向に合わせ免疫力向上に期待できる「発酵食セット」など、初登場品を含め計約1280点を取り扱う。

夫婦で訪れた水戸市、主婦、関久子さん(84)は「何を贈るか迷うがそれもまた楽しみの一つ。いろんな商品があって助かる」と話した。京成百貨店食品部ギフト課兼食品2課の寺島輝主任は「一人でも多く幅広い年代の人に来ていただきたい」と呼びかけた。

センターは同百貨店つくばセンター、日立ショップ「KEiSEI&sole」でも既に開設した。期間はいずれも12月21日まで。

© 株式会社茨城新聞社