日本維新から3市議離党へ 長崎、大村 支部運営に不満

 日本維新の会の長崎市議2人と大村市議1人が22日、党県総支部の組織運営に対する不満などを理由に離党する意向を明らかにした。同党は今年春の統一地方選で初めて長崎県内に議席を確保したが、再び所属議員が不在となる見通しとなった。
 離党するのは長崎の梅本圭介市議(55)と都留康敏市議(34)、大村の中村仁飛市議(33)。4月の両市議選にいずれも党公認で立候補し初当選していた。
 3市議は「県総支部執行部によるパワハラ行為に悩まされた」「現職議員が定期的に執行部へ意見を伝える場がない」などと主張。「健全な組織運営ではない」として党本部に執行部の刷新を求めたが認められず、離党する意向を固めたという。すでに離党届を郵送した。近く長崎市内で会見を開く予定。
 県総支部の山田博司幹事長は「(3市議とは)きちんと話し合う場をつくってきた。(離党届は)粛々と手続きを進めることになる」と話している。

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