8市町路線バス減便 茨城県内、12月20日から 関東鉄道 運転手不足が要因

関東鉄道の路線バス(資料写真)=守谷駅前

関東鉄道(本社茨城県土浦市)は12月20日から、つくば市など茨城県内8市町を運行する路線バスを平日で8.5%減、土日祝日で6.1%減便すると発表した。運転手不足が主な要因。減便に伴い一部ダイヤ改正も実施する。

同社によると、対象になるのはつくば、龍ケ崎、土浦、守谷、常総、取手、牛久、阿見の8市町を走る32路線。平日は現在、計2746便運行しているが、そのうち235便を減便。土日祝日は116便を減便する。

減便する時間帯は、午前6時前の早朝便や午後9時以降の便が主となる。同社担当者は「今年1月の新しい賃金体制の導入など施策を進めているが、運転手不足の解消につながっていない。やむを得ない」と話した。

同社の運転手は、2021年3月時点で567人、22年3月は551人、今年10月末時点は533人と減少が続いている。

改正ダイヤは、12月14日までに同社ホームページや関係するバス停留所、車内で周知を進めていく。

© 株式会社茨城新聞社