「よりあい処つしま」10周年 福岡のアンテナショップ 対馬市長ら節目祝う

くす玉を割り10周年の節目を祝った比田勝市長(右)ら=福岡市博多区

 福岡市博多区にある対馬市のアンテナショップ「よりあい処(どころ)つしま」が22日、開設10周年を迎え、対馬市の比田勝尚喜市長らがくす玉を割って節目を祝った。限定メニューの提供や買い物客へのプレゼントといった記念フェアを26日まで開催する。
 「よりあい処」は対馬の観光物産をアピールする拠点として2013年11月22日、博多駅近くにオープンした。20年4月、大規模イベントや学会が開かれる福岡サンパレスホテル&ホールや福岡国際会議場のそばに移転。物産販売を強化し特産品売り場を拡大した。新型コロナ禍の影響で食事処は同6月から営業開始。対馬観光物産協会が市の委託を受け運営し、利用者は旧店舗が約15万人、現店舗は今年10月末時点で約4万6千人。
 現在、周辺施設でのイベント時などには海外を含め各地から客が訪れるという。立地を生かし幅広い客層にアプローチできる一方、認知度向上が課題。対馬市福岡事務所の木寺俊文所長は「よりあい処を起点に魅力あるイベントをし、情報発信していく」としている。

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