波佐見高生デザインしたスイッチカバー 町新庁舎に個性あふれる27種

デザインしたスイッチカバーを見つけて喜ぶ生徒=波佐見町宿郷

 2024年1月4日に供用開始する新しい東彼波佐見町庁舎内のスイッチカバーは波佐見焼で、県立波佐見高美術・工芸科3年の16人がデザインした。21日、生徒が現場を見学し、喜び合った。
 授業の一環でデザイン。焼き物を運ぶ軽トラックや登り窯など波佐見を連想させる絵柄をはじめ、ネコや妖怪といった個性あふれた27種類。絞り込む予定だったが、「思いを形にしたい」と全て採用し、28カ所に取り付けた。
 会議室や授乳室、町議会議場などで実物を見つけた生徒は笑顔。岩永美月さん(18)は「波佐見を感じる建物になっていて、いいなと思った」と話した。前川芳徳町長は「皆さんの若い力がこれから町の推進力になる」とお礼を述べた。
 現庁舎内にも波佐見焼のスイッチカバーがあり、町は極力、新庁舎に移設する方針。25、26日の午前10時~午後4時、新庁舎内覧会を開く。予約不要。町総務課

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