産学連携へ、AIソフトの活用探る 京都・福知山公立大学と福知山商議所がセミナー

チャットGTPの活用法や課題について話し合う参加者(京都府福知山市土師のホテル)

 福知山公立大学と企業の産学連携のきっかけづくりを目指し、福知山商工会議所がこのほど、対話型人工知能(AI)ソフト「チャットGPT」の使い方を学ぶセミナーを京都府福知山市内のホテルで開いた。研究者や経営者、市職員ら27人がソフトの有効な活用法を探った。

 同大学副学長の西田豊明教授が、ソフトに写真を読み込ませて内容を分析させたり、文章を基にイラストを描かせたりした事例を紹介。「望んだ答えを導き出すには、長い文章で具体的に指示を出すことが大事」と使い方のこつを説明した。ソフトの回答には誤りもあり、利用者はその都度指摘して精度を高める必要があるとした。

 参加者はグループに分かれ、ソフトの活用法や課題について討論した。「電話応答に使いたい」「指示の明確さが求められる。質問力が身に付きそう」などの意見が出ていた。

 同大学地域経営学部の木村昭興教授による講演もあった。

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