「お菓子」を使った新しい「名古屋めし」コンテスト 素材はグミや黒あめに豆など アイディアが詰まった10品の料理が完成

新しい「名古屋めし」で食卓を明るくしようという料理コンテストが開かれました。

その名も「おかしな名古屋めしコンテスト」、審査基準も、ちょっと変わっていました。

22日、名古屋市千種区で開かれた「おかしな名古屋めしコンテスト」。

事前審査を通過した愛知県内に出店する10店舗が参加してグランプリを目指します。

何が「おかしな」名古屋めしなのでしょうか。

(春日井製菓販売 高木宏幸さん)
「春日井製菓の『お菓子』を使った料理のレシピを競うコンテスト」

実は、このコンテスト「つぶグミ」や「黒あめ」「グリーン豆」で知られる名古屋市の春日井製菓が食卓を明るくしたいと初めて開いたもの。

春日井製菓のお菓子を使うのがルールで「おかしな」ということで「美味しさ」だけでなくアイディアに「びっくりしたか」も審査基準です。

(司会者)
「それでは、皆さん調理をお願いいたします」

真剣勝負がスタート、調理の制限時間は1時間です。

(報告:木藤淳成記者)
「見てください。グリーン豆が、そのまま入っています」

名古屋市北区の「キッチンはじまる」が作るのは「グリーン好きなエビ天むす」。

ロングセラー商品の「グリーン豆」を、ごはんの中に入れ、エビ天の中には「グリーン豆」と「つぶグミPEMIUM」のキウイ味を細かく刻んで入れました。

一方、名古屋市千種区のカフェバー「あらたると」が作るのはカレー、どんなお菓子を使っているかというと…。

(Cafe&Bar あらたると うえの智之さん)
「『黒あめ』を使ったカレーと『旨塩えんどう黒コショウ味』を使った、食感を変える形で、ごはんに振りかける」

カレーの中に「黒あめ」を入れてコクを出し、ごはんに振りかけた「旨塩えんどう」の黒コショウ味が食感のアクセントに!

(Cafe&Bar あらたると うえの智之さん)
「食感がカリカリして、おいしいので」

さらに名古屋市中区のカフェ「ユークリエイト」は名古屋名物ういろうの上になんと「つぶグミ」をのせています。

(cafeユークリエイト 亀井三紀子さん)
「ういろうは見た目が単調だったり味が薄くて若い子に人気がなかったりするが、味がしっかりあるのと色も鮮やかなので、若い子向けに食べていただけるように考案した」

(春日井製菓販売 高木宏幸さん)
「調理時間、終了です!」

それぞれの店舗のアイディアが詰まった10品が出そろいました。

主食からデザートまで見た目も楽しそうです。

審査員は食のプロを目指す愛知県立瑞陵高校食物科の5人。

調理や食品の知識をもちながらも、大人にはない目線で審査してもらおうと抜擢されました。

はたしてグランプリに輝くのは!?

(司会者)
「“グリーン好きなエビ天むす”を作った、『キッチンはじまる』の安藤さん」

グランプリは「グリーン豆」と「つぶグミ」を使った天むすが選ばれました。

(キッチンはじまる 安藤美香さん)
「(Q:グランプリとると思っていた?)全然思っていない。たまたま息子が食べていた『つぶグミ』と私の大好きな『グリーン豆』を使って、名古屋めしの天むすでやってみよう1週間くらい考えて決めた」

気になるお味は…?

(報告:木藤淳成記者)
「ものすごくおいしい!グリーン豆のサクサク感と衣の中にキウイ味のつぶグミが入っているが、ほんのり甘い感じがして、それがとてもいいアクセントになっている」

グランプリの天むすをはじめ10品の「おかしな名古屋めし」は、来年1月中旬から2月末ごろまで、それぞれの店舗で提供される予定です。

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