故郷の模範として 109人と30団体 長崎県民表彰式

大石知事から表彰状を受け取る被表彰者=県議会議場

 地方自治や社会福祉、産業、教育文化などで顕著な功績があった個人・団体をたたえる本年度の長崎県民表彰式が23日、県議会議場であり、109人と30団体に表彰状が贈られた。
 今回が54回目。毎年、勤労感謝の日に式を開く。インフルエンザや新型コロナウイルスの感染対策のため贈呈は2部制で実施。大石賢吾知事は一人一人に表彰状を手渡し「ひた向きにまい進してきた自信と誇りが伝わる。故郷の模範として、指導者として、なお一層ご活躍を」と述べた。
 県立長崎工業高インテリア科3年の南夢果さん(17)は「第18回若年者ものづくり競技大会」木材加工部門で金賞・厚生労働大臣賞を獲得したのが評価され、県民表彰の特別賞に輝いた。取材に「大学に進学してもこれまでの経験を生かして頑張りたい」と話した。

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