除雪の改善へ路面パトロール強化 盛岡市、「不十分」を早期発見

 盛岡市は今冬の除雪・排雪事業の改善に向け、路面パトロールを強化する方針を固めた。業者が担当路線を巡回する回数を増やすことで、除排雪が不十分な箇所を早期に見つけ、迅速な対応につなげる。近年は市民から「道路脇に雪が残っている」「わだちを除去してほしい」など2千件超の苦情や要望が寄せられていた。

 関連経費約2億1千万円を盛り込んだ2023年度一般会計補正予算案を市議会12月定例会に提案する見通し。当初予算では除排雪事業費として6億5546万円を確保しており、上乗せする形となる。

 冬季は市の道路パトロール車3台に加え、市の指示を受けた受託業者が担当路線を巡回し、除雪後に対応すべき箇所がないか点検している。今冬は業者への巡回指示を増やして、わだちの除去や道路脇の排雪などを進めたい考えだ。

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