伍代さん、AKB「家族協力し被害防止」 本県で啓発活動

佐藤孝弘市長(右)と懇談する伍代夏子さん=山形市役所

 警察庁から特別防犯支援官に指定されている演歌歌手の伍代夏子さんやAKB48のメンバーが24日、本県を訪れ、特殊詐欺(うそ電話詐欺)の被害防止に向け啓発活動を行った。伍代さんは山形市役所で佐藤孝弘市長と懇談し、本県の3世代同居率の高さに触れながら「家族みんなの力で、被害に遭わないように気を付ける意識を持ってほしい」と強調した。  伍代さんは詐欺の手口として固定電話でのやりとりから始まると説明。「知らない人からの電話に出ないよう伝えてきたが、居留守を使うのに勇気がいる人もいる。家族に協力してもらい、電話の各種機能を活用してほしい」と呼びかけた。佐藤市長は「伍代さんの活動により、特殊詐欺に関心を持ってもらえるいい機会となる」などと話した。  伍代さんは同市内の山形銀行本店営業部でチラシを配り、AKB48のメンバー2人は山形商業高や山形大を回り、生徒や学生に注意喚起した。

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