受験合格願いコメ、高畠・亀岡文殊で祈祷式 縁起物、限定販売

受験合格米の米俵を担いで参道を上る全農ライフサポート山形の社員とやまがた愛の武将隊=高畠町・亀岡文殊

 日本三文殊の一つに数えられる高畠町の亀岡文殊で24日、受験生向けの縁起物として限定販売される特別栽培米「受験合格米つや姫」の祈祷(きとう)式が行われた。販売担当者らが受験生の志望校合格を祈った。

 合格米は全農ライフサポート山形(天童市、高橋幸紀社長)が1991年から販売している。JA山形おきたま(若林英毅組合長)の高畠南部共乾施設利用組合(山木博一組合長)が同町亀岡で栽培し、今夏は猛暑に見舞われたが例年並みの玄米約10トンを収穫した。

 白装束姿の同社の男性社員6人が米俵を担ぎ、「やまがた愛の武将隊」に導かれながら「諸願成就」「受験合格」などと唱えて石段を上り、文殊堂へと運び込んだ。式では僧侶が袋詰めした合格米を祈祷した。

 合格米は2キロ入り4千袋と300グラム入り1万袋を用意した。亀岡文殊の売店では25日から2キロ入り1500円などで販売する。県内のスーパーなどでも取り扱う。

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