「圧倒的な強度が際立ったシーズンでした」史上初のJ1優勝を飾った神戸に野々村芳和チェアマンがコメント

クラブ史上初のJ1リーグ優勝を飾ったヴィッセル神戸[写真:©︎J.LEAGUE]

Jリーグの野々村芳和チェアマンが、ヴィッセル神戸の明治安田生命J1リーグ優勝を受けてコメントした。
【動画】野々村芳和チェアマンが山口蛍にシャーレを贈呈!

前日にリーグ2位の横浜F・マリノスがアルビレックス新潟とドローに終わったことを受け、25日に行われる第33節の名古屋グランパス戦に勝利すれば優勝が決まる状況だった神戸。前半にMF井出遥也、FW武藤嘉紀のゴールで2点のリードを得ると、名古屋の反撃を受けながらも2-1で勝利した。

この結果、残り1試合で神戸と横浜FMの勝ち点差が「4」に広がり、クラブ史上初のJ1リーグ優勝が決定。試合後にはノエビアスタジアム神戸で表彰式が行われ、キャプテンのMF山口蛍に野々村チェアマンからシャーレが手渡された。

その野々村チェアマンはJリーグを通じて、神戸の優勝を祝福している。

「ヴィッセル神戸の皆さま、2023明治安田生命J1リーグ優勝おめでとうございます。選手、監督、チームスタッフ、クラブ関係者、ファン・サポーターの皆さま、クラブに関わる全ての方々に心よりお祝い申し上げます」

「今シーズンは、ヴィッセル神戸の圧倒的な強度が際立ったシーズンでした。序盤から上位につけるとシーズンを通して首位争いを繰り広げ、経験豊富な選手を軸にピッチ上の11人全員がチームのために戦い、走り、タフなゲームでも非常に勝負強い戦いを見せてくれました。本日の試合もプレッシャーのかかる状況ではありましたが、見事にその勝負強さを発揮した勝利でした」

「ここに至るまで、今シーズンもチームとして良いことばかりではなかったと思いますし、またクラブ創設以降も幾多の困難を乗り越えてきたことと思いますが、その度にクラブとして着実に成長してきた結果、天皇杯、スーパーカップに続き、クラブとして悲願のリーグ戦初タイトルに輝きました」

「本日のノエビアスタジアム神戸には、非常にたくさんのファン・サポーターの方々が駆け付け、試合前からサポーターの熱のこもった声援により、最高の雰囲気を作り出してくれていました。このホーム最終戦という最高の舞台で、歓喜の瞬間を迎えられたことは、クラブにとっても、サポーターにとっても、忘れることのできない光景として目に焼き付けられたことでしょう」

「また新たなリーグチャンピオンが誕生しました。来シーズンはタイトルホルダーとして戦うこととなりますが、アジアそして世界でも存在感を発揮するクラブへ成長していくことを期待しています」

「今シーズンは、コロナ禍が明け、ようやく「作品」としてサッカー本来の姿が戻ってきたシーズンでした。残りのシーズンも僅かとなりますが、是非注目していただければと思います」

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