ワイスピ俳優の交通事故死から10年 弟から亡き兄へ「あなたは自分が与えた影響に気づいていなかった」

故ポール・ウォーカーの弟は、兄が世界中の人々に「どれほどの影響を与えたか」を伝えられたらと願っているという。2013年11月30日、40歳の若さで交通事故でこの世を去った「ワイルド・スピード」シリーズのブライアン・オコナー役で知られるポール、あれから10年が経ち、弟のコーディー・ウォーカーが兄への思いを明かした。

コーディーはピープル誌にもし兄が今も生きていたら何を伝えたいかについてこう語った。「もう10年近く経つなんて信じられないよ」「あなたをどれだけ恋しく思っているか、家族のメンバーだけでなく世界中の人々の人生にどれだけの影響を与えたかを伝えられたらと思う」「今年、僕らは3人目の子供にポール・バレット・ウォーカーと名付けた。僕らはただ彼を抱いて、彼を見つめ、考えた。あなたと家族の名前を称えるのが正しいと思ったんだ」。

コーディーはまた、ポールの娘メドウのことをポールに伝えたいと考えているという。「メドウはとても美しい女性に成長し、バトンを受け取ったあなたに敬意を表して海を保護するための財団を設立した。素晴らしい仕事をしていることを知ってほしい」「(モデルの)キャリアを追求することは非常に難しいことだけど、彼女は自分自身の道を見つけようとしている。あなたは彼女を誇りに思うことだろう」。

さらにコーディーは、兄は自分が与えた「影響」に気づいておらず、その遺産は今も増え続けているとし、こう振り返っていた。「あなたは自分が与えた影響に気づいていなかった」「僕はフューエルフェストというライブカーイベントを開催して世界中のファンに会っているけど、見ず知らずの人たちからこう言われたよ。『あの映画とお兄さんのクルマへの愛、そして彼の人柄のおかげで、私は人生の目的を持つことができたのです』と」「あなたの遺産は続いていて、あなたが作った組織、リーチ・アウト・ワールドワイドは今でも世界中の人々を助けている。あなたはいつも『善良であれ』と言っていた。それはただ『まっとうな人間であれ』という意味だった。ベルボーイであろうと、大企業のCEOや有名人であろうとあなたは気にしなかった。誰に対しても同じように接していたよね」。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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