ボクシングの全日本選手権最終日は26日、東京都の墨田区総合体育館で男女の各階級決勝が行われ、女子フェザー級の吉澤颯希(よしざわさつき)(白鴎大足利高-日体大)がRSC勝ちで初優勝を飾った。今大会は来夏のパリ五輪出場を懸けた世界予選の代表選考を兼ねており、吉澤は同階級の日本代表に決定した。
6人で争われた同階級。決勝は序盤から打ち合いとなり、吉澤のパワーを生かした重いパンチが次々とヒット。1回で2度のダウンを奪い試合時間わずか2分11秒で勝負を決めた。
同フライ級の鈴木美結(すずきみゆう)(白鴎大足利高)は高校生対決となった決勝で判定負け。大会が男女同時開催となった2016年以降では2人目となる高校生優勝を逃した。