猫と犬に、人間の脳の老化を防ぐ効果があることが分かってきた。米国で行われている研究では、高齢者が猫や犬を飼うことで、認知機能低下のスピードが遅くなることが判明した。
この調査では、50歳から100歳までの637人(うちペットを飼っている人185人)を対象に分析を行ったところ、全ての参加者において、精神的な衰えこそあったものの、加齢による認知機能の低下に関してはペットを飼っている人はそうでない人に比べ遅くなる結果となった。
そして、ペットを外に連れ出し散歩する飼い主は、そうでない人々に比べ認知能力の低下が更に遅くなることが判明した。
メリーランド大学の研究チームは「ペットを飼う事、犬の散歩が年を重ねる中で認知機能を保つのに貢献しているという重要で長期的な証拠を提供しています。シニアのコミュニティやサービスを計画するにあたって、ペットを飼う事と犬の散歩を支援する必要性があります」と説明している。
(BANG Media International/よろず~ニュース)