スタジアムシティにBPOセンター トランスコスモス 長崎県、長崎市と立地協定

新センターのイメージ図(トランスコスモス提供)

 情報サービス業大手トランスコスモス(東京)は21日、企業の総務や経理、人事などのバックオフィス業務を委託するBPOセンターについて、長崎県内4カ所目の立地協定を県、長崎市と結んだ。同市幸町にジャパネットグループが建設中の複合施設「長崎スタジアムシティ」内で、来年秋に業務開始予定。
 トランスコスモスは1966年創業。国内外に164のサービス拠点があり、県内では長崎市2カ所、佐世保市1カ所のBPOセンターで計1250人が就労中。近年は業務の省力化で生産性向上につなげたい大企業からの受託が旺盛で、本県に新たに設立することになった。
 新センターは従来の業務に加え、BPOとデジタルトランスフォーメーション(DX)を融合した効率的なサービスを開発し、提供する。人工知能(AI)の研究に取り組み、事務処理システムの自動化を目指す。開設後3年間で県内の人材を中心に、400人を雇用する計画。
 長崎市内で大石賢吾知事、鈴木史朗市長、トランスコスモスの牟田正明代表取締役共同社長が協定書に調印した。


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