「インフル・コロナワクチン同時接種」ではなく「コロナワクチン2回」 市が運営する診療所の医師がワクチン接種誤る

愛媛県の大洲市は27日、市が運営する診療所の医師が誤って80代の女性に新型コロナのワクチンを2回接種したと発表しました。
今のところ女性の体調に変化は見られないということです。

市によりますと、21日、新型コロナとインフルエンザのワクチンの同時接種を希望していた80代の女性に対し医師がコロナワクチンを誤って2回接種したということです。
女性は同じく同時接種を希望していた別の患者と同居していて、医師はワクチンを2本ずつ用意し、家を訪問していましたが、接種後、ケースにインフルエンザワクチンが2本あったことから発覚しました。
接種後30分間の経過観察を行いましたが、女性に体調不良は確認されず、27日時点でも健康被害は起きていないということです。

当時2人分のワクチンが入った注射器あわせて4本が同じケースに入っていて、担当した医師は、接種した注射器がインフルエンザワクチンと思い込み、十分確認していなかったということです。

市は今後、異なるワクチンの同時接種を行う場合は、注射器に種類を区別するマークを付けるよう医療機関に注意喚起するなど、再発防止に努めるとしています。

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